外交部、ホワイトハウス声明文は国の信望を損なう

米ホワイトハウスが29日に公表した声明文について、外交部（外務省）の華春瑩報道官は定例記者会見で「国際関係において、態度を急変させたり、前言を翻したりすると、そのたびに国の信望を損なうことになる。中国側は米側に対し、約束をしっかり遵守し、共同声明の精神に基づき、中国側と向き合って進むことを求める」と表明した。

【記者】米ホワイトハウスは29日の声明で、6月15日までに総額約500億ドル分の中国製の重大な工業技術製品リストを公表し、25％の関税を課すとした。これについてコメントは。

【華報道官】国際関係において、態度を急変させたり、前言を翻したりすると、そのたびに国の信望を損なうことになる。米側の声明は先般のワシントンでの中米合意に明らかに反する。中国側は米側に対し、約束をしっかり遵守し、共同声明の精神に基づき、中国側と向き合って進むことを求める。

中国側は平等な対話・協議を通じて、経済・貿易上の溝を建設的方法で適切に処理・解決することを終始主張している。これは両国及び両国民の根本的、長期的利益にかない、国際社会が共通して期待するものでもある。

中国側は貿易戦争をしたくないが、これを恐れもしない。もし米側があくまで勝手な事をするのなら、中国側は断固たる措置を講じて自らの正当な利益を守る。（編集NA）

「人民網日本語版」2018年5月31日