微信(WeChat)は6日、公式アカウントのチップ支払いを「文章」に対してではなく、「作者」に対して払うよう変更することを発表した。また、iOS端末の微信で「チップ支払い」機能を回復させることでアップル社と合意し、チップ全額を作者が直接受け取ることができるようになったという。北京青年報が報じた。
微信によると、今回、チップ支払い機能は公式アカウントに対してではなく、文章の作者に直接チップが支払われるように変更された。実際に微信を見てみると、一部の作者の公式アカウントのページの下側に、文章の作者のプロフィール画像やプロフィール、さらに「作者が好き」のボタンがあった。「作者が好き」のボタンをタップすると、支払うチップの金額を入力でき、支払いが完了すると、作者の文章リストのページに戻った。
微信によると、アップデート後のiOS端末のアプリにも、このチップ支払い機能が追加されることでアップル社とすでに合意したという。微信は、アップル社の協力に感謝の意を示している。今後は、アンドロイド端末でもiOS端末でも、チップを支払うと7日以内に、作者が微信を通してそれを直接受け取ることができる。つまり、アップル社は今後、チップから課金手数料として30%を徴収することはないということだ。17年4月、アップル社の規約が変更され、アプリ内課金の場合に手数料として30%が徴収されるようになったため、iOS端末でダウンロードできる微信から、「チップ支払い機能」が一時的に停止された。
公式アカウントの作者は、「チップ用アカウント」と名付けられたミニプログラムを通して、受けとったチップを管理することができるようになった。現在、ユーザーは公式アカウントを通して招待を送り、それを受け取ったユーザーが「チップ用アカウント」を開設することができる。招待を送ることができるのは、チップ支払い機能をこれまでに設定していた個人の公式アカウントや、オリジナル文章を一定期間以上投稿してきた個人の公式アカウントなど、一定の条件を満たしている公式アカウントだ。今後、同じ作者の名前で、オリジナル文章を3作品以上投稿している全てのジャンルの公式アカウントも、チップ支払い機能を設定できるようになる。各公式アカウントが開設できるチップ支払いアカウントは最多で3個だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月7日
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