第9回中国衛星測位学術年次総会が23日、黒竜江省ハルビン市で開幕し、同時に第9回中国衛星測位技術・応用成果展も開催された。出展企業の広州中海達衛星測位技術股フン有限公司(フンはにんべんに分)は同日午後に発表会を開き、独自に研究開発し、完全に独自の知的財産権を持つ北斗RFチップ「恒星1号」を正式に発表した。中国新聞社が伝えた。
研究開発者によると、同チップは同社の北斗高精度チップ技術の研究開発における重大な突破だ。中国の北斗測位システム、米国のGPS、欧州のガリレオ、ロシアのグロナスという4大衛星測位システムの周波数点をフルカバーし、世界のすべての衛星測位システムの全周波数帯をカバーする。
同チップはさらに高度集積化設計を採用。従来なら8枚の輸入チップが必要だったが、これを一体化させた1枚のチップを搭載するカードで、コストを大幅に削減でき、さらにコンパクト化を実現する。そのため、自動運転などの分野により適している。
北斗衛星測位産業の発展に取り組んできた同社によると、恒星1号は今年より中国国内で小ロット生産が始まっており、同時に無人機分野の2種のカードを国産化させている。今年下半期に量産化を開始する見通しで、年末までに同社カード製品が大量に輸入チップを代替することを目指す。また2019年の国産衛星測位受信機新製品への大規模応用を予定している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月24日
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