〇上昇し続ける新卒生の初任給
今年の新卒生の初任給は、引き続き上昇している。2017年度の平均初任給(月収)は、大学学部卒業生が4774元(1元は約17.2円)、高等職業学校・高等専科学校卒業生が3860元と、都市部住民の2017年における1ヶ月あたり平均可処分所得(3033元)を大幅に上回った。
大学学部卒業生の平均月収は、2008年度の2133元から2017年度の4774元まで増加した。インフレ率を考慮し、CPI(消費者物価指数)による調整を行った場合、学部卒業生の平均月収は、2008年度の2133元から2017年度の3914元まで増加したことになる。
このほか、2014年度大学卒業生の3年後(2017年時点)の平均月収(6341元)は、卒業時(3487元)に比べ2854元増加しており、増加率は82%に達した。
2017度大学学部卒業生のうち、月収7千元以上を得ている人の割合は12.0%と、2016年度(10.3%)比1.7ポイント上昇した。学部卒業生の卒業半年後の月収を専攻学科別に見ると、最高は工学(5067元)で、最低は歴史学(4023元)だった。
注目に値する教育投資の回収率は、大学学部卒業生および高等職業学校・高等専科学校卒業生の卒業3年後の収入が農民工(農村から都市に出て働く臨時就労者)の収入をはるかに上回っている。2014年度卒業生の卒業3年後の月収は、学部卒業生が7045元、高等職業学校・高等専科学校卒業生が5636元と、2017年度の農民工平均月収(3485元)より学部卒は3560元、高等職業学校・高等専科学校卒は2151元、それぞれ高かった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月13日
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