国家統計局は16日、上半期の中国経済「実績」状況を発表。GDP増加スピードは予想を上回り、住民1人当たり可処分所得の成長率はGDP成長率を上回ったほか、就職データについては、「都市における失業率が調査開始以来最低」という驚くべき結果となった。農民工(農村から都市に出て働く臨時就労者)の数は増加し、就職情勢は着実に良い方向に向かってきている。中国新聞網のニュースアプリが報じた。
〇都市における失業率、調査開始以来最低
就職は、経済発展における重要ポイントの中でも特に重要な要素であり、最大の民生でもあり、マクロ経済が安定的に運行しているか否かを判断する上での重要ポイントの一つでもある。
6月、全国都市部における失業率は4.8%となり、前月と横ばい、前年同月比0.1ポイント低下した。全国31の大都市における失業率は4.7%で、前月と横ばい、前年同月比0.2ポイント低下となった。
国家統計局の毛盛勇・報道官は、「全国都市部の失業率は3ヶ月連続で5%を下回り、5月と6月は4.8%を維持した。これは、国家統計局が全国の労働力を対象とした月次調査制度を導入した2016年以来、最低のレベルである」と話した。
国家統計局中国経済景気モニタリングセンターの潘建成・副主任は、「就職が安定していただけではなく、絶えず改善の方向に向かっており、失業率も実際下落している。失業率は季節によって変動しがちであることから、前年同期のデータと比較すると、安定的に低下する傾向を呈している。よって、この数年間の就職情勢はずっと改善に向かっているといえる」と指摘した。
農村におけるEコマースが爆発的に発展していることは、中国の就職市場が持続的に上向いている縮図であるといえよう。
農業・農村部がこのほど発表した統計データによると、農村部のEコマース企業は980万社を上回り、2800万人以上に就職ポストを提供した。
また、オンラインとオフライン、バーチャルとリアリティの有機的な結合などのルートを通じて、シェア農業、体験農業、クリエイティブ農業、セントラル・キッチン、農家直送、オーダーメードなど、多くの新業態が続々と登場し、様々な就職ポストに対するニーズが増加した。
人力資源・社会保障部(人社部)の統計データによると、今年1月から5月、都市部で新たに増加した就職人口は613万人、通年目標の半数をすでにクリアした。今年の都市部における就職人口の新規増加数は、1100万人以上という目標が設けられている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月18日
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