多くの旅行会社が生徒・学生向けの親子旅行、サマーキャンプ、卒業旅行といった特色あるセットツアー商品を打ち出し、料金が夏休みの訪れと共に上昇するのは言うまでもない。夏休みに子どもと湖南省張家界市を旅行する予定の謝さんは、「夏休みになると、子どものためにお財布が『ダイエット』するのは例年のこと」と話す。
市場の新しいニーズに対応するため、各種企業があの手この手で、様々な新商品を打ち出し、夏休み経済でより大きな「パイ」を獲得しようとしている。ショッピングセンターが「遊園地」に様変わりするケースも少なくない。「遊園地」では子どもが主役で、店舗内に子ども用の遊具施設が設けられたり、子どものファッションショーが行われたり、親子を楽しませるイベントが次々に繰り出されたりする。
夏休みには映画館の人気が爆発すると同時に、スポーツジムやバドミントンコートなどのスポーツ施設も生徒・学生の「本拠地」になり、大いに人目を引く各種優遇サービスが次々打ち出される。
子どものための出費をまかないつつ、親たちの中には「夏休みの出費がすごくてもうやっていられない!」と自分で自分にツッコミを入れる人も出てきた。夏休みの習い事クラスの費用が非常に高額であることについて、柳州で先生をしている何華英さんは、「ご家庭によって教育方針と経済条件が異なり、真の一致も不一致もあり得ない。子どもが望んで親の立てた計画を受け入れるというなら、海外に行っても行かなくても、補習クラスに参加してもしなくてもよい。実際には子どもにとって最良の教育とは親の背中を見ること、最良の学習とは実践の中で体験すること、最良の成長とはその子の本来の姿を出発点とした成長だ。親が子どもに竜や鳳凰のようになってほしいと願う心は純粋だが、その子の力に応じて育てることを学ぶべきだし、お金をたくさん使うのではなく、お金の使い方をじっくり考える方が重要だ」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月23日
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