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文化クリエイティブグッズ販売に活路を見出す博物館 (3)

人民網日本語版 2018年07月27日08:14

「さやわか」路線歩む蘇州博物館 小さな売店から年商2億円以上に成長

故宮の文化クリエイティブグッズが「かわいい系」路線を歩むのに対して、蘇州博物館の文化クリエイティブグッズが歩むのは江南地方の「さやわか」路線だ。

蘇州博物館の文化クリエイティブの担当者・蒋さんは取材に対して、「当館にははっきりとした位置づけがあり、クリエイティブグッズのイメージやビジュアルが博物館と統一化されてきた。文化クリエイティブのアイデアを出す段階で、蘇州は江南地方の縮図で、明・清時代の繁栄した文人・文化が詰まっていることを考慮し、常にそれを特徴に発展させてきた」と説明する。

蘇州博物館のスタイルを最も反映した文化クリエイティブグッズは、13年に発売された中国明代中期に活躍した文人・文衡山が植えた「フジの種」だ。この種は、同博物館内に明代四大才子の文衡山が植えた500年の歴史を持つフジでできた種で、他の博物館にはまねのできない完全限定商品だ。

この商品には種が3つと文衡山の像が描かれた金箔が散りばめられた画仙紙、さらにフジの育て方の説明書が入っている。

蒋さんによると、「この商品は、アイデアが出てから商品化するまでとても複雑な過程を経た。箱に種を3個入れるだけという簡単なものではない。天気の良い日に種を収穫し、種が入っている莢を水で洗い、最後に種を選り分ける。そして、発芽できるか試さなければならない。パッケージも、文衡山の特徴を反映させるために、画仙紙を採用した。しかし、画仙紙はとても弱いため、韓国からわざわざ金箔が散りばめられた画仙紙に似た材料を輸入した。アイデアを出し、試行錯誤を経て商品化するまで、念入りに行わなければならない」。


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