本作は令貴妃の成長ストーリーだが、乾隆帝の富察皇后への寵愛の描写にも力を入れている。歴史学者の張宏傑氏によると、乾隆帝には前後して3人の皇后がおり、うち最も重要なのは最初の皇后である富察氏だ。歴史的には彼女は美しく、賢く魅力的であり、姑との関係も良好だったと言われている。乾隆帝は非常に親孝行であったため、富察氏に非常に満足していた。富察氏と乾隆帝の長男は寵愛されたが、9歳で病により命を落とした。7年後に次男が誕生したが、天然痘により2歳で死亡した。皇后はその後、乾隆帝が東部地域での遠征中に病で亡くなった。乾隆帝の名のある40人以上の妾のうち、令妃が産んだ子供の数が最も多かった。10年で男児4人、女児2人を産んだ。その中には皇十五子永琰、その後の嘉慶皇帝が含まれる。そこから、令妃が寵愛されていたことが分かる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月30日
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