調査会社・北京賽諾市場研究有限公司が30日に発表した2018年上半期の中国携帯電話市場のデータによると、同期には上位ブランドへの集中がより進むという特徴がみられたという。売上上位2社はOPPOとvivoで、OPPOが3813万台、vivoが3551万台だった。3位は米アップル社の3211万台で、上位7社のうち、唯一の海外ブランドとなった。「北京商報」が伝えた。
賽諾は華為(ファーウェイ)と栄耀の両ブランドについてそれぞれ統計をまとめた。それによると、華為は3057万台で4位、栄耀は2839万台で5位。インターネット企業発の携帯電話ブランドである両者を合わせた売上は5896万台に達した。
ここからわかるのは、スマートフォンをめぐる競争が激化するにつれ、市場は上位メーカーへの集中が進み、売上上位6ブランドはいずれも数千万台に達し、6位の小米も2670万台だったが、その次の魅族になると急に698万台とけたが変わり、トップグループとその次のグループとの差がますます大きく開いたことだ。
調査会社カナリスが発表した第2四半期の中国携帯電話市場データをみても、華為、OPPO、vivo、小米の4社で市場シェアの82%を占め、第1四半期の73%からさらに上昇した。ちなみに17年第2四半期はトップ4社以外のシェアがまだ40%近くあった。
別の調査会社GfKが発表した中国の6月のスマートフォン販売量報告では、華為、OPPO、vivo、小米が上位で安定し、「国産トップ4」は目下、国内スマートフォン市場で7割のシェアを誇り、上位ブランドへの集中傾向が一層強まったとしている。
調査会社によって統計方法が異なるためデータに違いはあるが、国産スマートフォン市場のシェアが上位ブランドに集中する傾向は不可逆の流れだといおえる。
中国スマートフォン市場全体で出荷量が減少し始めたことには注意が必要だ。中国情報通信研究院が発表した「2018年6月国内携帯電話市場運営分析報告」によれば、上半期の国内携帯市場の出荷量は1億9600万台で、前年同期比17.8%減少した。このうち中国ブランドは1億7600万台で同18.6%減少した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月31日
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