北京市でも高齢化が進み、高齢者が急増している。2020年には北京市の戸籍を持つ高齢者の数が380万人以上に達し、常住人口のうち400万人が高齢者になると見込まれている。法制晩報が報じた。
15日、北京市民政局は初となる「北京市老齢事業発展・養老体系建設白書(2017)」を発表した。「白書」は、高齢者の社会保障体系、健康サポート体系、消費市場、住みやすい環境づくり、文化・教育・体育活動、高齢者優待などの内容をカバーしている。また、以前の「高齢者人口情報・シルバー事業発展状況報告」と比べると、「白書」は、シルバー事業体系構築をめぐる内容の割合が増えており、「三辺(高齢者の周辺、身の周り、ベッドの周り)四級(市、区、街道郷鎮、社区)」のシルバーサービス体系、シルバー事業機構の建設、医療とシルバー事業の結合などの内容が含まれ、17年度の北京市のシルバー事業発展とシルバー事業体系構築の状況を網羅的に系統立てて紹介している。
「白書」によると、北京市の高齢化には、▽高齢化が進んでおり、17年末の時点で、60歳以上の高齢者の数は約333万3000人と、北京市の戸籍を持つ人の数の24.5%を占めている▽北京市の戸籍を持つ人の高齢化が中国全土で2番目に深刻▽同市の高齢者は急増しており、 20年には北京市の戸籍を持つ高齢者の数が380万人以上に達し、常住人口のうち400万人が高齢者になると見込まれている―――などの特徴がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月18日
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