2日目:博覧会で自社とライバルを理解し、熾烈な競争に備え
中国国際輸入博覧会は、世界で初めてとなる輸入に突出した大規模な博覧会で、172の国や地域、国際組織が参加し、企業3600社以上が出展した。
「ここは本当に大きい!」と話すマクマホンCEOは、「食品や農産品だけで、展示エリアが2館も設けられている。粉ミルクを扱うメーカーもたくさん出展しているので、私にとってもライバルたちを知る絶好の機会」と笑いながら語った。
中国の提携パートナーと商品について話し合うマクマホンCEO(写真中央、撮影:人民網記者・翁奇羽)。
「2017年、中国の新生児の数は1700万人だった。さらに二人っ子政策が実施され始めたことで、中国市場のポテンシャルは大きいとみられており、世界各国の主な粉ミルクメーカーが中国市場をとても重視している。つまり、その競争は熾烈ということで、高を括ることはできない」とマクマホンCEO。
3日目:契約成立!
11月7日は、マクマホンCEOにとって重要な日となった。この日、在上海英国総領事館のJohn Edwards総領事が見守る中、Kendal社は、東方国際集団上海市対外貿易有限公司と提携することで合意したのだ。
契約セレモニーで、マクマホンCEOが粉ミルク2缶を手に登場すると、会場からは大きな拍手が巻き起こった (撮影:人民網記者・曾書柔) 。
マクマホンCEOが粉ミルク2缶を手に契約セレモニーに登場すると、会場からはまず笑い声が起こり、その後、大きな拍手が巻き起こった。今年初め、マクマホンCEOは英国のテリーザ・メイ首相と共に中国を訪問した際にも、粉ミルクを2缶手に飛行機を降り、その時の写真が、中国のインターネット上で、大きな話題を集めていたからだ。
この日、東方国際と10年間にわたる提携に合意し、3億5000万ポンド(約513億円)相当の契約に調印したマクマホンCEOは、「東方国際と当社が長期にわたって提携する重要な契約で、とても興奮している。これにより、双方が手をとり合い、秩序良く投資を行うことが確約され、事業の長期的な計画を制定することができるようになった」と目を輝かせた。
英国は、今回の中国国際輸入博覧会の名誉招待国12ヶ国の一つで、同博覧会に最も早く呼応し、最も積極的に参加を表明した国の一つだ。
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