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テクノロジーとアートの出会い 回答者の7割が「没入型展示が好き」 (2)

人民網日本語版 2018年11月21日08:38

〇回答者の77.9%が「より質の高い『没入型』展示を期待」

北京でセルフメディア関係の仕事に携わる方凱凱さん(仮名)は、先ごろ友人と一緒に、あるアーティストをテーマとした「没入型」展示を見学したが、その展示効果は、期待していたほどではなかったとし、「展示エリアでは、光と影によるさまざまな特殊効果を駆使していたが、その効果は今一つだった。展示を一通り見終わったあとも、一貫したストーリー性が感じられなかった。しかも来場者が非常に多かったので、かなり混み合っていた」とした。

現在の「没入型」展示における問題点に関する調査では、主に、「入場料が不当に高く、中身がそれに伴っていない(55.2%)」、「他の展示をコピーしたような内容で、目新しさが感じられなかった(54.2%)」といった声が挙がった。このほか、「やけに誇張されており、上っ面が派手なだけ(37.0%)」、「展示のクオリティが低く、設備にも不備があった(30.6%)」、「インタラクティブ活動がわざとらしく粗が目立ち、リアル感がない(20.4%)」、「照明による光と影の演出がお粗末で、視覚体験が良くなかった(14.3%)」などが問題点となっている。

方さんは、「アートとは通常、大衆と一定の距離があるものだ。だが、『没入型』展示は、その距離をぐっと近づけることができる。今後の発展の方向性としては、音響や照明だけではなく、その他の要素も取り入れて、展示をより活き活きとしたものとしてほしい」との見方を示した。

回答者のうち、「今後はより質の高い『没入型』展示を期待している」とした人は77.9%に上った。「没入型」展示の質の向上については、「来場者が参加しやすいインタラクティブ活動を企画してほしい(60.2%)」、「展示内容の一貫性を重視してほしい(53.1%)」、「展示は、あくまでも内容第一として、形式と内容を上手く組み合わせてほしい(52.3%)」、「来場者のターゲットを絞り、そのグループ別のデザインをした方がいい(40.2%)」、「展示の境界を越えたコラボレーションを強化し、さらにバラエティに富んだ内容にしてほしい(24.1%)」などの提案が寄せられた。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年11月21日 


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