▽報告「中国住宅購入市場にアンバランス出現」
同報告は、「持続的な調整コントロールを受けて、18年の中国不動産市場には大きな変化が起こり、市場の変動と価格上昇のロジックがさまざまな属性の人々の間で分裂し分化していった」と分析した。同研究院の許小楽チーフ市場アナリストは、「中国の住宅購入の動きには目立ったアンバランスさがある。この問題は現時点と未来の住宅制度改革の主要な方向性を示す」との見方を示した。
許氏は、「19年の中国の不動産の監督管理は『熱すぎず冷たすぎず緩やかに』が基調で、こうした環境の下、さまざまな属性の購入者の居住環境の現状、レバレッジの圧力、住宅購入ニーズなどを考慮することになる」と予想するとともに、「不動産市場の長期メカニズムを構築するには、政策によって住宅所有者の買い換え状況を改善し、不動産を売ってから不動産を買うよう奨励し、特に不動産を2戸売ってから1戸を買うことや、3戸を売ってから1戸を買うことを奨励するべき」との見方を示した。
また現在は賃貸と購入が密接に連動しており、購入者の半分以上が賃貸市場からやって来ている。投機的な購入者の購入物件のうち、購入後に賃貸に回されるものの割合が55%に上る。そこで賃貸と購入が共存する市場構造を発展させるには、購入された物件がより多く賃貸市場に出回るようにし、住宅を持たない多くの人々に十分な数の住宅を供給するようにし、未来の市場の発展に希望を託せるようにすることが必要になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月30日
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