多国籍企業が40数年にわたり中国を選び続ける理由は? (2)

人民網日本語版 2019年10月21日14:36

この40年間、多国籍企業は中国に資金、技術、管理の経験をもたらし、これが中国経済の発展を推進する主要原動力の1つになった。同報告によると、外資系企業の数は全国の企業総数の3%に満たないにもかかわらず、対外貿易の半分近く、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の生産額と利益の4分の1、税収の5分の1の寄与をしており、今や中国の開放型経済の重要な構成要素となっている。たとえば世界的に有名な日用消費財メーカーの米プロクター・アンド・ギャンブルは88年に中国に進出して以降、累計投資額は17億ドルを超え、8千人余りの従業員のうち、中国現地の従業員が98%以上で、間接的に1万人規模の雇用をもたらした。

中国は多国籍企業に巨大な発展チャンスをもたらした

経済特区を創設し、沿海都市を開放し、また世界貿易機関(WTO)に加入し、自由貿易試験区を普及拡大させ、さらに「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブを打ち出すなど、中国の対外開放は順を追って一歩ずつ進み、絶えず開拓を行うという道のりをたどり、対外開放レベルは絶えず上昇し、誘致力も持続的に増強した。同時に、改革開放が各産業に産業の管理、企業制度、産業への参入、技術的ハードル、安全・環境保護の監督管理など各方面において一連の変化をもたらした。

仏ガスメーカーのエア・リキードの中国法人の柏昊天最高経営責任者は、「この40年間に中国はより包摂的な発展モデルを創出し、段階的に推進された市場化改革も外資系企業の中国市場進出に良好なビジネス環境を創出した」と述べた。

1902年設立のエア・リキードは世界最大の産業用ガス、医療用ガス、関連サービスのサプライヤーで、中国には現在、工場が90ヶ所あり、事業を展開する都市は40ヶ所以上で、従業員は4千人を超える。

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