10月初め、マイクロソフトは2020年にスマホ事業に再参入することを発表し、開発中の折りたたみ式2画面スマホ「Surface Duo」をお披露目した。先頭を切っているのはサムスンで、韓国で既に初の5G対応折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」を発売し、50万台以上売れるヒット商品となっている。
ただ、業界関係者は、折りたたみ式スマートフォンを本当の意味で大量生産して販売するためには、まだもう少し時間がかかると分析している。産業経済アナリストの丁少将氏は、「折りたたみ式ディスプレイ技術はまだ完全には成熟しておらず、ディスプレイの大量生産もまだできていない。ディスプレイ、システム、ソフトウェアなど多方面でのイノベーションが必要だ。今年、中国国内のスマホ市場で、折りたたみ式ディスプレイが爆発的に売れるということはないだろう」との見方を示す。
そして、「長い目で見ると、折りたたみ式ディスプレイがスマホ端末に与える影響は、フルスクリーンよりもはるかに大きいだろう。それは、スマホ端末固有の商品定義を変え、全く新しい応用シーンを作り出すことができる。スマホメーカーが折りたたみ式スマートフォンの発売を急いでいるのは、技術革新やブランドの宣伝などの面で優位に立ちたいからだ」と分析する。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年10月25日