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個展にて |
■「無」文化からインスピレーション
日本留学はどれほどの期間?最も印象深かった事は?
日本で私はこの国の文化と芸術の内包をさらに深く理解しました。日本は伝統文化と現代文明が結合した、非常に美しい国です。日本には独特の審美眼があります。このルーツは仏教理論にまで遡ります。すなわち「無」を理解し、用いることです。日本の至る所にこの美の存在を感じます。空虚な和室を例に、卓上の一杯のお茶、一本の扇子、一つの花瓶、一本の掛け軸、軒下の風鈴、庭園には緑が生い茂り、清らかな池泉などの光景は、「禅」の心境を感じさせ、心が大自然と融け合い、とても落ち着くのです。これは自分が思っていた「美」とは明らかに異なりました。それまでは豊かで煌びやかな宮殿(故宮、ルーブル)こそ真の美と信じていました。しかし日本の美は私に、東西で信仰と文化の違いにより、両方の独特の審美眼が生まれたことを教えてくれました。
実際に私には今も考えていることがあります。日本文化の礎は中国から伝来したが、日本はなぜ現代においてもそれほどよく留めているのか?生活の中でそれほどはっきり現れているのか?それに対して、中国の一部の歴史・文化はひどく破壊されました。
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