全国31省級党・政府トップの平均年齢57.5歳、文系出身7割
第12期湖南省人民代表大会常務委員会・第1回会議は11日、湖南省人民代表大会常務委員会主任会議の指名に基づき杜家毫副省長を省長代行に任命することを決定した。新京報が伝えた。
これによって全国両会後の省級党・政府トップの人事調整が全て完了した。今回の人事調整では河北省、江西省、河南省、寧夏回族自治区、広西チワン族自治区、黒竜江省、湖南省、安徽省、青海省、山東省の党・政府の新たなトップ計15人が誕生した。
今年は任期満了に伴う改選の年であり、全国両会期間に省・部級指導幹部人事が集中的に行われた。例えば河北省の張慶黎・前党委員会書記、江西省の蘇栄・前党委員会書記、河南省の盧展工・前党委員会書記、寧夏回族自治区の王正偉・前政府主席、広西チワン族自治区の馬◆・前政府主席が全国政協副主席に選出され、黒竜江省の吉炳軒・前党委員会書記が全人代常務委員会副委員長に選出されたことなどだ。
このため両会後に9省(自治区)の党・政府トップポストが空席となった。この後、青海省の強衛・前党員会書記が江西省党委員会書記に転任した。これによって人事調整の範囲は10省(自治区)に広がった。
■4省の省長が省党委員会書記に就任
強衛氏の転任を受け、駱恵寧・前青海省長が青海省党委員会書記に就任した。同じく黒竜江省の王憲魁氏、湖南省の徐守盛氏、河南省の郭庚茂氏が省長から省党委員会書記に就任した。このほか広西チワン族自治区の陳武前副主席と寧夏回族自治区の劉慧前副主席は各々主席代行に昇任した。
劉慧市は53歳で女性だ。全国31省(自治区・直轄市)の党・政府トップのうち、女性はほかに天津市の孫春蘭・党委員会書記がいる。
地元で抜擢されたこれら6人の多くは地元で長く働いてきた。例えば陳武氏は広西チワン族自治区南寧市第一穀物倉庫の労働者からスタートし、現在まですでに41年間地元で働いている。同様に労働者からスタートした劉慧氏もすでに36年間地元で働いている。