軽食が有名な都市、台北が1位 福建沙県まさかの選外=中国 (2)
■沙県の落選が物議
「当てにならない。台湾のウェブサイトの資料を参考にしており、説得力がない」「海外への普及度で見ると、福州のシャオチーがトップじゃない?」「蘭州拉麺を知らない中国人はいない。ぜったい入選すべきだ」-----。ランキング発表後、ミニブログにはさまざまな意見が飛び交った。「福州シャオチー」「沙県シャオチー」を擁護したのは、多くの福建のネットユーザーだった。あるネットユーザーは、「沙県シャオチーは、全国津々浦々に名が知られており、海外でも有名だ。中国のどの都市でも、沙県シャオチーを食べることができる。絶対に無視すべきではない」と主張した。
専門家はこのランキングについて、「これは、一人のネットユーザーが、自分の好みで発表した個人的な見解だ」との見方を示した。福州市飲食調理業協会の郭仁憲会長は、「福建のシャオチーは、全国的に見ても不動のポジションを占めている。例えば、福州名物のワンタンや魚丸(つみれ)、厦門名物の沙茶面や土笋凍、沙県の拌面や偏肉、泉州の海蛎煎などはいずれも、全国でも非常に有名だ」と語った。
しかし郭会長は同時に、「沙県のシャオチーは確かに有名だが、この数年は『道端の屋台で販売されており、汚く、乱雑で、粗末』というイメージが、多くの人に広がり、誤解を受けている。沙県シャオチーもこのような風潮に危機感を感じており、『淳百味』のようなチェーン店も登場している」と指摘した。郭会長はさらに、「規範化経営を展開することで、沙県シャオチーのイメージがアップし、より多くの人から認められるようになる」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月15日