■影響:空気清浄機の販売量が4倍に
煙霧が続く中、空気清浄機やPM2.5対策マスクが飛ぶように売れている。23日、蘇寧電器などの家電量販店では、空気清浄機の販売量がこの数日で激増、4倍になった売場もあるという。
北京蘇寧家電部の担当者は23日夜、「空気清浄機は今や家電売場の『スター商品』になっている。ここ数日の販売量は、前年同期比4倍に達した。蘇寧聯想橋EXPOスーパー店では、最高で、一日30台以上が売れた」と話した。
中国の空気清浄機市場は、まだ発展の初期段階にある。各種各様のタイプ・機能の製品が市場に出回っているものの、今のところ統一規格は定められていない。前出の担当者は、「空気清浄機を購入する際には、使用環境、清浄方式、清浄効率など各要素を十分に考慮すべきだ。また、製品の最重要部分である濾過フィルターは、定期的に掃除する、あるいは買い替ることが必要」と消費者にアドバイスしている。
○PM2.5対策マスク、多くの人が「商品名指定」で購入
室内で使う空気清浄機のほか、外出時に無くてはならないのはマスクだ。豊台区内の複数の薬店では、多くの人が、防菌・抗菌機能のあるPM2.5対策マスクを、商品名を指定して買い求めていた。ある買物客は、「家族一人に1枚、PM2.5対策マスクを計5枚買った」と話した。
PM2.5対策マスクのうち、「PM2.5フィルタリング技術採用」と明示しあるものは、販売価格が40数元(約680円)と、一般のマスクに比べてかなり高い。薬店の販売員は、「大気汚染警報が発令された日から、このタイプのマスクをまとまった量仕入れたが、すでにほぼ完売した」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月24日