中国の広い範囲で気温上昇

最高気温予想図

　寒さが去り、暖かくなるといわれている「出九（冬至から数えて81日間）」後の第一日目にあたる13日、中国中東部に居座っていた寒気団が去り、その影響で北方に暖気団がやって来た。今日から3日間、国内の広い範囲で気温が軒並み上昇する見通し。暖かさのピークが訪れるのは週末で、北南部や黄河・淮河地域では、多くの地域で最高気温が20℃を超えると予想されている。石家荘・北京・蘭州・銀川・西安・済南・鄭州など14の省会都市（省政府所在地）は軒並み、今年に入り最も暖かい日となる見込み。

　13日午後2時、北方の広範囲では、気温は2℃から6℃上昇した。このうち、新疆北部、オルドス西部、華北南部、河南北部の一部地域では、7℃から10℃も上昇した。午後2時の気温は、鄭州14.2℃、石家荘14.7℃と、かなり暖かくなった。

　中央気象台の予報では、14日以降、寒気団の影響は終息し、国内の多く地域で気温が上がる。今週末には、西北地区東部、華北南部、黄河・淮河、長江・淮河流域、江南などの各地で、最高気温が20℃を上回る見通し。また、石家荘・北京・天津・蘭州・銀川・西安・太原・済南・鄭州・フフホト・合肥・、成都・昆明・ウルムチの14省会都市では、年初来の最高気温を更新すると見られる。特に、鄭州・済南・蘭州では、4日間連続して気温が20℃を上回る見込みで、このような現象は極めて珍しい。

　北方では週末、晴れて暖かく、絶好の行楽・花見日和となりそうだ。だが、昼間はどんどん気温が上がるが、朝晩は依然冷え込み、昼夜の温度差が激しいと予想されるため、朝晩の外出時には、風邪を引かないよう、暖かくして出かけること。また、晴天が続き空気が乾燥するため、保湿・保水を心がけるよう注意したい。（編集KM）

　「人民網日本語版」2014年3月14日