2014年4月3日  
 

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中国で「臓器提供意思登録サイト」開通

 2014年04月03日15:35
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 中国臓器提供管理センターのオフィシャルサイトが2日、開通した。今後、臓器提供の意思を持つ人々は、同サイト上でオンライン登録を行えることになった。北京日報が報じた。

 中国では長い間、「身体・皮膚・髪の毛まで全てが両親から授かったもの」、「五体満足のまま命を終える」といった伝統的観念の影響で、臓器移植に反対の立場をとる人が少なくなかった。提供される臓器が不足していることから、臓器提供を必要とする多くの患者が、移植以外の治療法がなく、命を落としている。中国紅十字会の趙白鳩・常務副会長は、「中国は現在、深刻な移植用臓器不足に陥っている」と指摘した。統計データによると、中国では、臓器移植手術が必要な患者は年300万人に上る一方で、臓器移植手術は年1万例ほどしか行われておらず、供給対需要の割合は1:30前後だ。欧米先進国では、この割合は1:3となっている。

 中国にはすでに、臓器移植関連事業を取り扱う中国臓器提供管理センターが設立されており、臓器移植に関する法律法規も完備されつつあり、財政面での支援も絶えず強化されている。今年4月1日の時点で、全国で累計1611件の臓器提供が行われ、移植された臓器は累計4382個に上り、ドナー登録者数は1万9441人に達した。

 2日、同センターのオフィシャルサイト(www.china-organdonation.org.cn)が開通した。これは、中国における臓器移植事業の発展、臓器移植に関する知識、ドナー登録、臓器移植コーディネーターの資格取得などの情報が掲載されている権威あるウェブサイトだ。中国ではこれまで、ドナー登録を希望する人は、各省(自治区・直轄市)の臓器提供管理部門に出向き、登録用紙に必要事項を記入して提出しなければならず、登録後、臓器提供意思表示カード(ドナーカード)が発行された。

 今後、ドナー登録を希望する人は、同サイト上でオンライン登録が行える。また、登録内容の変更や登録抹消もオンラインで手続可能。同サイトで登録された情報および赤十字会が受理した紙版のドナー登録記録はいずれも、臓器提供管理システムのデータベースに収録される。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年4月3日

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