○専門家の見方―「子どもの結婚・恋愛の自由に親は干渉すべきでない」
そもそも、「両親代理お見合い」という現象は、どうして生まれたのだろうか?武漢の結婚問題専門家・賈洪武氏は、次の通り説明した。
1980年代生まれや1990年代生まれは、学生時代は学業に明け暮れ、卒業すると仕事に忙殺されて、受験競争や出世競争の荒波に揉まれ続けている。このような状況から、当然、恋愛経験を積むチャンスが不足してしまう。このため、結婚適齢期を過ぎても未婚の男女は年々増える一方で、それに伴い「息子・娘の代理でお見合いする」親も増えている。
さらに一歩掘り下げて原因解明をすると、学校教育や家庭教育において、教師や父母が十分な情緒教育を行ってこなかったという問題が浮上してくる。子供は、その点で未成熟なまま、誰にも頼ることができずに、自分自身の恋愛問題や結婚問題に対処していくしかない。
相手女性の家庭資産は500万元以上希望」という条件については、この条件を提示した父親にとっての個人的な基準額に過ぎず、息子本人が相手を選ぶ条件と同じという訳ではない。この父親は、息子自身の選択を尊重すべきで、子どもの恋愛・結婚の自由に干渉してはならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月3日