中央財経大学中国銀行業研究センター主任の郭田勇氏は、本人の微博(ウェイボー)の中で、「為替レート市場化推進のメカニズムの形成が重要だ。市場化された為替レート形成によってこそ、事実上の一方的な元高を回避し、市場の動向に応じて相場が上昇・下落する流れを形成し、人為的な操作や市場の悪いムードによる影響を極力減らすことができる」と指摘した。
◆2014年に1ドル=6元を割る可能性も
中国交通銀行のチーフエコノミストの連平氏は、「中米の間には貿易の不均衡が存在し、米ドルに対して人民元レートがさらに上昇する圧力が存在する。人民元の対米ドルレートは2014年も小幅上昇の流れを続け、1ドル=6元を割る可能性が高い」と分析した。大華銀行集団の投資家関係・研究部の許洲徳氏は、「2014年末までに、人民元の対米ドルレートは適度に緩慢に上昇し、1ドル=5.90元に達するだろう」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月13日