iPhone 5が中国で不評 アップルの株価が下落 (2)
◆株価が27.70%下落
巨大な中国大陸部市場におけるiPhone 5の正式発売は、「疲弊」したアップル株に力を与えなかった。先週金曜日の取引当日、アップル株はナスダックで3.8%安の509.79ドルとなり、2月17日から約10カ月ぶりの低値をつけた。同社の株価は9月21日に705.07ドルの最高値をつけたが、先週金曜日の取引終了まで、すでに27.70%下落した計算になる。
業界関係者は、「中国はアップルの世界2位の市場となったが、アップルの中国人に対する傲慢なアフターサービスには改善がない。中国消費者協会は、アップルのアフターサービスに傲慢な条項があると複数に渡り指摘しているが、アップルは依然として独りよがりな態度を崩していない。商品に革命的なイノベーションがなく、アフターサービスの満足度が極端に低いことから、投資家は今のうちにとばかりにアップル株の売却を開始した」と語った。
◆アップルの今後の業績予想
多くの調査会社は、アップルの今後の業績を疑問視する報告書を発表した。
UBS銀行のアナリストのSteven Milunovich氏は、「2013年度のアップルの1株当たりの収益予想を、51.50ドルから47ドルに引き下げた。また2013年第1−3四半期のiPhone販売台数予想を500万台に引き下げ、iPadの四半期毎の販売台数を200万台引き下げた。さらにアップル株の目標価格を、780ドルから700ドルに引き下げた。iPhone 5は中国で発売されたが、当行の中国業界関係者を対象とする調査によると、iPhone 5の販売台数がiPhone 4Sを上回らないとする見方が強い」と述べた。
PJCのアナリストのPeter Misek氏もまた、「アップル株の目標価格を、900ドルから800ドルに引き下げた」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月17日