工信部:個人情報保護厳格化 最高罰金3万元
中国工業・情報化部(工業・情報化省)は10日、「電気通信・インターネット利用者の個人情報保護規定」を発表し、全社会から意見を募集した。中国情報・工業化部は同規定の中で、「電気通信事業者およびインターネット情報サービス提供者は、ユーザーの個人情報の収集および使用に関する規則を制定し、かつその経営・サービス提供の場やウェブサイトなどで公表する。ユーザーの同意がなければ、ユーザーの個人情報を収集・使用することはできない」と明記した。法制日報が伝えた。
電気通信事業者およびインターネット情報サービス提供者はユーザー情報を収集・提供する場合、ユーザーに情報収集およびその使用の目的・方法・範囲、情報保管の期限、問い合わせ・情報修正のルート、情報提供を拒絶した場合の結果などについて、明確に告知する。電気通信事業者およびインターネット情報サービス提供者は、サービス提供に必要のないユーザーの個人情報を提供することも、その情報をサービス提供以外の目的に使用することもできず、詐欺・紛らわしい情報・強制などにより情報を収集・使用してはならない。
中国情報・工業化部は今回の意見募集の中で、電気通信事業者・インターネット情報サービス提供者およびその職員は、サービス提供の過程で収集・使用したユーザー個人情報の機密を保持し、漏洩・改ざん・破壊してはならず、販売もしくは法に背き他者に提供することはできないとした。
電気通信事業者およびインターネット情報サービス提供者が同規定に違反した場合、期限付きの業務改善命令を出すことで警告し、1万元以上3万元以下の罰金を課すことになる。