4月はボアオの最も快適な季節で、過ごしやすい気温、穏やかな海の風、風に揺れる椰子の木の影を楽しめる。人民日報海外版が伝えた。
ボアオ・アジアフォーラム年次総会が本日開幕した。今年のテーマは、「アジアの新未来、成長の新たな原動力の模索・ 開放」だ。フォーラム開幕の時期は、アジアと新興経済体の改革の重要な時期に重なった。中国経済、アジア経済の未来はどうなるか?同フォーラムはその答えを導き出すだろう。
◆中国の競争力が強化
中国経済の競争力が強化を続けている。中国は新たな発展の原動力を開放し、その発展モデルをアジア諸国に参考として提供している。
同フォーラムが発表した「アジア競争力2014年度報告書」によると、中国の競争力は安定的に向上しており、中国企業がアジアでより重要な役割を演じるようになった。中国の競争力は、同フォーラムが研究するアジアの37の経済体のうち9位となり、前年度より順位を一つ上げた。アジア最大の経済体である中国は、政府の調整を受け、2013年に7.7%の経済成長率を維持し、新興市場の金融危機による影響をほぼ受けなかった。
◆新たなエンジンを求めるアジア
アジアと新興経済体は、2014年に改革の重要な時期を迎える。ボアオ・アジアフォーラムの周文重事務局長は、同フォーラムの記者会見で、「アジアの経済体は以前、経済一体化の中で力強い勢いを維持していたが、アジアの貿易額の増加率は近年になり低下し、一体化が減速している。世界のバリューチェーンの今後の発展は不安定になっており、アジア諸国は経済一体化を続け、構造改革により新たな成長のエンジンを模索しなければならない」と指摘した。