中国自動車市場では一般的なファミリーカーが好調な売れ行きをみせているが、これまで急速な伸びを維持してきた超高級車ブランドが「寒波」に直面しつつある。関連のデータによると、ベントレー、ランボルギーニ、フェラーリなどのブランドの中国市場での販売台数が減少している。ある業界関係者は、今年は超高級車の販売は滞るが、中級車と高級車の販売は予想通り好調だと予測する。「広州日報」が伝えた。
▽超高級車の販売が減少
あるデータによると、ベントレーは2013年に世界全体で1万台の販売台数を記録したが、中国市場は2191台で前年比2.8%の増加にとどまった。
同年のランボルギーニの中国販売台数は267台で、12年の320台から16.7%減少した。フェラーリは554台で前年の約3分の2だった。
超高級車の低迷をよそに、中級車・高級車は昨年、中国市場で伸びを達成した。
あるデータをみると、アウディは昨年、中国で49万1989台を売り上げ、前年比21.2%増加した。アウディによると、昨年4月に中国市場に投入したコンパクトSUV「Q3」が売り上げを牽引し、「A4L」の中国販売台数も同20%増加したという。
BMWの昨年の中国販売台数は39万713台で、世界の各市場の中でトップに立ち、同19.7%増加した。「3シリーズ」は同59.3%、「6シリーズ」は同50%以上増加した。ベンツは昨年、中国で同11.1%増加の21万8045台を販売した。