西友の不正合格200人 医薬品登録販売で実務経験偽る
スーパーの西友は6日、店で一般医薬品を売るために必要な「登録販売者」の資格を取るため、従業員が受験に必要な実務経験を偽って申告していたと発表した。不正合格者は200人にのぼり、そのうち少なくとも101人が実際に医薬品を売っていたという。
東京都内で6日に記者会見を開いた西友の金山亮執行役員は「顧客に多大な迷惑をかけたことをおわびしたい」と述べた。最大の原因は、店からの申告をチェックする体制の不備にあったとし、「組織ぐるみで行ったということはない」と説明した。
登録販売者制度は、薬剤師がいなくても小売店が一般医薬品を扱えるよう、2009年に始まった。試験は08年から各都道府県が行っている。
asahi.com 2012年11月6日
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