南極は2月15日に冬入りした。南極半島海域の海洋総合観測を終了した中国第30次南極科学観測隊は、極地観測船「雪竜号」に乗船し、昼夜を分かたず急ぎ中山基地に向かった。人民日報が伝えた。
船長の王建忠氏は、「南極では今年の夏、中山基地の位置するプリッツ湾の多くの海域に流氷が浮かんでいた。これは中国の南極観測が夏に遭遇した、最も深刻な流氷となった」と語った。この状況を受け、雪竜号はプリッツ湾が「冬の装い」をする前に帰還し、中山基地の科学観測隊員を迎える必要がある。
地球の最南端に位置する南極には、冬と夏の二つの季節しか存在しない。冬は2月15日から12月14日まで、夏は12月15日から翌年の2月14日までだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月17日