中国国家測絵地理信息局(国家測量地理情報局)が11日に明らかにした情報によると、同局はこのほど衛星測位システム「北斗」の普及に関する若干の意見を発表した。同意見は、衛星測位システムをめぐる国際協力を展開し、海外企業による北斗システムの開発・利用を奨励するとした。新華社が伝えた。
同局は、同意見の中で以下のように指摘した。
中国は今後、北斗関連企業の発展を支援し、企業の海外進出を大々的に支援する。条件を備える企業・事業単位が域外で北斗システム研究開発センター、マーケティング・サービス網を構築し、国際市場の開拓に取り組むことを奨励する。国連との「中国およびその他の開発途上国の地理情報管理能力の開発」プロジェクトを利用し、衛星測位分野の国際協力を進め、海外企業の北斗システムの開発・利用を奨励する。
また同意見は各地の測量地理情報行政主管部門に対して、北斗システム普及の重要な意義を十分に認識し、普及に向けた統一的な調整を強化し、地上インフラ設備の建設を加速し、北斗を利用した科学技術の革新を強化し、業界での普及を促進し、市場環境を整えるよう求めた。
北斗システムは中国が独自に建設し、独自に運行中のグローバル衛星測位システムで、2012年12月27日にアジア太平洋地域で正式にサービス提供を開始した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月17日