昨年「Zc(3900)」と命名された新たな共振構造が発見されたが、このほど北京分光計実験国際研究チーム(BESⅢ研究チーム)の実験により、新たな粒子(共振構造)の「Zc(4025)」が発見された。中国新聞網が伝えた。
専門家は、「Zc(3900)とZc(4025)の発見は、自然界に存在する非在来型の重粒子・中間子という新たな物質形態に対して、重要な実験の根拠を提供した。これは宇宙物質の最も基本的な構造に対する理解を深める上で、重要な科学的意義を持つ」と指摘した。
中国科学院大学の9日の発表によると、同校の粒子物理実験チームが主導する実験で、科学者はBESⅢの実験データを分析し、Zc(4025)の観測に成功した。この重要な発見に関する、BESⅢ研究チームが署名する研究論文はこのほど「フィジカル・レビュー・レターズ」に掲載され、編集部推薦の論文とされた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月11日