2014年4月14日  
 

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ハッカー、モバイルネットワークへの攻撃に転向

 2014年04月14日11:08
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 中国国家インターネット応急センター(CNCERT)はこのほど、「2013年中国インターネット安全情勢総論」(以下、同総論)を発表し、過去1年間のネットワークの安全に関する全体情勢を分析した。マルウェアの数が爆発的に増加し、プラットフォームを跨ぐフィッシング攻撃が見られるようになった。モノのインターネット、SNS、モバイル決済、二次元コードなどの分野が、ネットセキュリティの新たな課題に直面することになる。人民日報が伝えた。

 ◆モバイルネットワークの「汚染」

 同総論によると、モバイルネットワークのマルウェアが2013年に激増した。CNCERTが自主モニタリングとスキャンにより発見したモバイルネットワークのマルウェア数は70万3000件に達し、前年比3.3倍増となった。うち、アンドロイド向けのマルウェア数が、全体の99.5%を占めた。

 モニタリングで発見されたマルウェアのうち、意図せぬ課金の数が71.5%と最多で、前年の39.8%から大幅に上昇した。これに続いたのは、通信料金消耗類(15.1%)、システム破壊類(3.2%)、個人情報窃盗類(3.2%)となった。

 CNCERT運行部の王明華部長は、「モバイルネットワークのマルウェアの作成、発信、埋め込み、伝播などが、整った利益のチェーンを形成している。モニタリングによると、利用者の経済的利益と密接に関連する意図せぬ課金、通信料金の消費が全体の85%以上を占めた。これはハッカーがマルウェアを作成する際に、利益を目的としていることを意味する」と分析した。

 王氏は、「一部のモバイルアプリストアの審査の不備、低い安全検査能力などが、モバイルアプリの発信と拡散の重要な原因だ。また携帯電話向けのマルウェアの伝播ルートが多様化しており、モバイルアプリストア、BBS、ダウンロードサイト、販売店などのモバイルネットワークの環境の川上が汚染されており、川下の利用者の感染が加速している」と指摘した。

 モバイルネットワークの安全問題の頻発とは対照的に、2013年の中国国内のトロイの木馬に感染したメインコンピュータは1135万台に留まり、22.5%減と初めて減少した。王氏は、「これは特別対策の奏功によるものであり、またハッカーが利益を得やすいモバイルネットワークの方に注意を向けていることを示している」と語った。

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