中国の王毅外交部長(外相)は4日、第6回中国・アラブ諸国協力フォーラム閣僚級会議に出席するため訪中したアラブ連盟のアラビ事務局長と北京で会談した。
アラビ事務局長は「アラブ連盟は習近平主席が明日閣僚級会議開幕式に出席することを高く称賛する。習主席の協力イニシアティブは全アラブ諸国に熱烈に歓迎されるはずだ。双方は閣僚級会議の最後の段階の準備作業について話し合い、今回の閣僚級会議について、中国・アラブ諸国協力フォーラム発足10周年にあたる、中国・アラブ諸国関係史上の重大な出来事であり、これまでの事業を継承し、後に道を開く一里塚的意義を備えるとの認識で一致した。中国・アラブ諸国双方は心から団結し、緊密な意思疎通を行い、これまでの各準備作業は著しい成果を上げた。今回の会議は重要な成果を上げるものと信じる」と表明した。
双方はパレスチナ問題、リビア情勢、シリア情勢について意見交換。アラビ事務局長は「中国は一貫してアラブ民族の合法的権益を支持しており、アラブ諸国にとって信頼できる大国だ。地域の焦点となる問題の適切な解決はアラブ諸国・中国双方の利益となる。アラブ連盟は中国側との協力を強化し、地域情勢の緩和のために引き続き積極的に貢献したい」と表明した。
王部長は「中国はアラブ諸国の団結、アラブ諸国経済の発展、アラブ諸国の利益の維持におけるアラブ連盟の独自の役割を強く重視している。中国は引き続き断固としてパレスチナなどの問題におけるアラブ諸国の核心的関心を支持し、民族の合法的権益を守るアラブ諸国の正義の事業を支持し、アラブ諸国が共同で国力を強化し、自国の国情に合った発展の道を自ら探ることを支持する。アラブ連盟外相理事会が何年も続けて対中関係強化決議を採択していることを高く称賛する。国際・地域情勢がどう変化しようとも、アラブ諸国との友情を継承するとの中国の信念が変ることはなく、アラブ諸国との戦略協力の深化という中国の既定政策が変ることはなく、アラブ諸国側と連携して地域の平和・安定を守るという共通目標が変ることはない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月5日