中国の王民国連次席大使は28日「テロは人類共通の敵だ。テロへの打撃において国連はさらに大きな役割を発揮すべきだ」と述べた。新華網が伝えた。
王氏は国連安保理対テロ委員会、不拡散委員会、アルカイダ制裁委員会の合同会合で、対テロ問題について「最近ナイジェリアや中国で起きたテロ事件は、いかなる動機で、いつ、どこで、誰によって起きたのであれ、いかなるテロ行為も責任を逃れようのない重大な犯罪行為であることを改めて証明した。国際社会はテロリスト、分離独立派、宗教過激派という3つの勢力に対してゼロ容認の姿勢で臨み、明確に反対し、断固たる打撃を与えなければならない」と指摘。
「テロへの打撃において国連はさらに大きな役割を発揮し、鮮明な是非の基準を提唱し、ダブルスタンダードに反対し、国連憲章の趣旨と原則およびその他一致して認められた国際関係の基本原則に従い、協力を強化し、テロに一層の打撃を与えるよう国際社会を促すべきだ」と述べた。
王氏はまた「中国はテロリズムを特定の国、民族、宗教と関連づけることに反対する。われわれは異なる文明間の対話を強化し、テロ発生の温床を総合的手段によって取り除くことを主張する」と表明。