2014年6月25日  
 

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李嘉誠氏、「3Dプリント肉」に1千万ドル投入

人民網日本語版 2014年06月25日15:14

中国人の富豪・李嘉誠氏の一挙手一投足は社会各界の注目を集めるだけでなく、市場の「神経」をはりつめさせたりゆるめさせたりもする。李氏が投資する「人口卵」が香港市場をどよめかせてから2週間も経っていないが、李氏はまた次なる目標「人工肉」への投資を明らかにした。海外メディアの報道によると、李氏はこのほど3Dプリンターで人工肉を作る科学技術企業に1千万ドル(約10億円)の資金を投入したという。この情報は中国A株市場をゆさぶった。「新京報」が伝えた。

この科学技術企業は米国のベンチャー企業のモダン・メドウ社で、3Dプリンター技術を利用して実験室で豚肉、牛肉などの畜肉や皮革を作り出すことに成功した。遠くない将来、3Dプリンターが毎日食べる肉や身につける皮革製品を作り出すことが可能になる。

李氏が設立した投資企業・維港投資(ホライゾンズ・ベンチャーズ)は今回の投資で中心的な役割を担った。関連の資料によると、モダン・メドウはベンチャー企業で、バイオテクノロジーに基づく組織工学の技術を擁し、実験室で皮膚の細胞を培養して皮革を作り出すことに成功した。また現在、バイオテクノロジーを活用して畜肉、魚肉、家禽肉を作り出す研究開発も進めているという。

モダン・メドウの最高経営責任者(CEO)がメディアに語ったところによると、同社が保存していて皮革や畜肉の「醸造」に利用した細胞は、小さい生体組織切片から採取したもので、動物に苦痛を与えたり、傷つけたり、殺したりして入手したものではない。未来のバイオプリンター肉類は人類の動物性タンパク質の需要を満たすだけでなく、環境保護にもつながるという。

米国ペンシルベニア州のペンシルベニア大学の研究員によると、糖、タンパク質、脂肪、筋肉細胞などの原料で作られた3Dプリント肉は、食感や質感が本物の肉に近い。特にプリント生肉は弾力性に富み、調理しても肉質は柔らかく噛みごたえがあり、本物に引けを取らない。また本物の肉と同じ栄養素を含んでいるという。

李氏の今回のチャレンジは、バイオ科学技術に対する同氏の強い投資意欲を改めて示すこととなった。この「超人」の投資を受けて、24日の株式市場では3Dプリンター関連銘柄が値上がりした。華工科技の値上がり幅は4%を超え、機器人は3.59%に達し、博実股份と福晶科技はいずれも2%を超えた。

▽李嘉誠氏が投資するその他のプロジェクト


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