2014年7月1日  
 

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京津冀の税関が一体化 物流コスト最大3割カット

人民網日本語版 2014年07月01日13:42

北京市、天津市、河北省からなる京津冀エリアは税関の一体化を徐々に進める方針だ。北京税関の関連部門の責任者によると、一体化によって通関手続きが最大限に簡略化され、これまで5日から6日がかかっていた通関時間が、2日前後に短縮される。物流コストも20%から30%ほどカットされ、物価の引き下げに一定の促進的役割を果たすという。「新京報」が伝えた。

▽時間は50%以上短縮

北京税関の解進勇副関長によると、北京税関、天津税関、石家荘税関、税関総署の関連司室が共同で検討と論証を重ねて、「京津冀エリア通関一体化改革プラン」をうち出し、今年4月に税関総署の認可を受けた。まず7月1日から北京、天津両税関で全面的に改革をスタートし、10月に石家荘税関に拡大する予定という。

北京奔馳汽車有限公司(北京ベンツ)の自動車部品の輸入申請が、改革後に扱われた水上輸送の通関書類第1号になった。同公司の通関事務担当の韓慶新マネジャーは取材に答える中で、「今日から、天津まで人を派遣して税関手続きをしなくてよくなった。運転手が天津まで行って水上輸送で輸入された貨物を引き取り北京に運ぶだけで済むようになった」と話した。

韓マネジャーは、「北京ベンツの自動車部品はドイツでパッケージされて天津港に到着すると、これまではA類企業の「所在地で通関申請し、港湾で検疫チェックを受ける」という原則に従って、まず人員を天津税関に派遣して通関手続きを行い、連絡が来たら北京税関に行ってもう一度通関申請を行い、それから北京で税金の支払いなどを終わらせるという手順を踏んでいた。税関の監督管理車両が北京まで貨物を運んで検査をする時もあり、北京での検査が終わらなければ天津港で貨物を受け取ることができなかった」と説明した。

また、「全体のプロセスにこれまでは大体5-6日かかっていたが、今では2日で済む」と話す。今は北京税関で通関手続きを行えば、関連書類が北京税関から京津冀一体化審査プラットフォームに送られ、天津税関が直接審査できるようになった。税金の支払い、引き取り検査といった諸手続が終われば、代行会社の輸送車両が貨物を引き取り、同公司の生産現場まで運ぶことが可能になった。


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