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広東省珠海市の横琴新区、検収に合格

 2014年05月16日13:57
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 中国税関総署、中国国家発展改革委員会、中国財政部(財務省)などによる検収作業チームは15日、広東省珠海市の横琴新区(横琴島)が検収に合格したと発表した。これは横琴全島が、正式な運営開始の条件を備えたことを意味する。横琴新区は国内で初めて、「分線管理」という特殊な通関政策を実施する。人民日報が伝えた。

 中国国務院の横琴開発の関連政策に対する許可に基づき、横琴新区は「1線緩和、2線引き締め、人とモノの分離、分類管理」という原則に基づく「分線管理」を実施する。「1線」とは蓮花大橋横琴口岸、「2線」とは横琴大橋2線通路を意味する。

 横琴の「分線管理」という通関方式は国内初で、伝統的な税関区域の監督管理方法の革新となった。拱北税関によると、その他の税関特殊監督管理区域では人の居住が許されておらず、すべての貨物、輸送ツール、荷物を運ぶ人員は、税関の監督管理を受けなければならない。横琴新区の「1線緩和」とは、貨物の関税・証明証の適度な緩和を指し、「2線引き締め」とは、1線で緩和された貨物を管理することを指す。例えば1線から入ってきた保税・免税貨物が2線を通じて大陸部に流通する場合、輸入貨物として通関手続きを行い、規定通りに関税を課され、輸入割当と許可証の検査を受ける。2線には「申請ルート」、「無申請ルート」が設けられ、保税・免税・税還付の対象となる貨物以外の貨物・車両・人員は、無申請ルートを通じて横琴に入ることができる。島内の保税・免税・税還付貨物を携帯もしくは搭載しなければ、島の住民・観光客・車両は2線から横琴島に自由に出入りでき、正常な活動が影響を受けることはない。ただし、税関がサンプリング調査を実施することもある。

 横琴新区は2線の中で、香港・マカオの人および企業と結びつき、広東省・香港・マカオの全面的・多層的な協力の新構造に大きな影響をもたらす。

 横琴2線関門の全島監視モニター室を取材したところ、270台のカメラが形成する53キロの全島監視システムが、リアルタイムの映像を52平方メートルの高画質LEDスクリーンに映し出していた。これは全国初の地域電子網で、全天候・高画質で全島の映像を映し出すことができる。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年5月16日

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