微信(WeChat)のパブリックアカウント(公衆平台)は7月2日の夜間に、アップデートを実施した。約200の変更のうち最も注目を集めたのは、パブリックアカウントのメッセージにリンク先を追加できるようになったことだ。京華時報が伝えた。
今回のアップデートでは、微信支付(モバイル決済サービス)に対応しているパブリックアカウントに対し、写真・テキストメッセージにリンク先を追加することが許可された。業界関係者はこの改変により、微信の「オンラインショップ化」が進むと見ている。微信のパブリックアカウントは当初、外部リンクの貼り付けを許可していたが、一部のユーザーがこれを利用しフィッシング詐欺を行ったことから、昨年下半期より同機能が取り消された。しかしこれは、パブリックアカウントのコンバージョン率を制限することにもつながる。関係者は、「メッセージにサービスもしくは商品のリンク先を追加できれば、微信を利用するオンラインショップのアクセス数が大幅に増加する。外部リンク機能の回復は、微信のモバイル決済、ネット通販発展に向けた新たな動きであり、オンラインショップが積極的にアクセス数を獲得するための新しいルートでもある」と指摘した。
しかし微信からタオバオへのリンクには、依然として問題が残されている。タオバオ(携帯版)は昨年11月、微信からのアクセスを遮断した。ユーザーは微信で発表されたタオバオの商品を購入できなくなり、店舗にもジャンプできなくなった。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月4日