2つのポストドクターを経て、「85後」(1985年以降生まれ)の准教授で、知恵と美貌を兼ね備えた女性の博士課程指導教員である、今年28歳になる中国科学技術大学情報学院の准教授、方璐さんがインターネットで人気を集めている。彼女はその年齢にしては際立った落ち着いた平静な様子で取材に答えた。「周りが私にこういう『レッテル』を貼っても気にしない。私にとって一番重要なことは、学生をしっかり教育し、研究をきちんと行なうことだ」。中国青年報が伝えた。
方璐さんに近づくと、目の前が明るくなるような気持ちにさせられる。知的な微笑み、整った顔立ち、さらりとした長髪でデスクの前に座る彼女は、「85後」の若者特有の青春のムードに溢れている。彼女のコンピューターのスピーカーからは流行の歌が流れ、女性研究者としての伝統的なイメージを変えさせる姿を見せている。
26歳で海外から帰国した彼女は、中国科学技術大学で准教授と博士課程指導教員をつとめるようになった。それ以前にも彼女は多くの同年代の人より豊かな研究の経歴を具えている。2007年に中国科学技術大学電子エンジニアリング・情報科学学部の学士を取得、2010年には米国ノースウエスト大学の訪問学者、2011年には香港科学技術大学で博士学位を取得、2011年―2012年には香港科学技術大学、シンガポール科学技術設計大学でポストドクターをつとめていた。
電子分野で研究に従事する女性学者は少ないが、方璐さんはそうした生活にはまり、苦労もあるが楽しく過ごしている。「高校の時は専攻分野についてあまり考えなかった。大学受験の時偶然に、電子エンジニアリングと情報科学を選んだ」。方璐さんによると、「途中で挫折したり迷ったり、諦めようと思った事もあった。幸い、諦めずに続けることができた」。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月3日