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遺伝子が似ていると親友になりやすい

人民網日本語版 2014年07月16日16:15

「親友は家族のようなものだ」と言われているが、これは単なる感覚ではないかもしれない。英デイリー・メールの15日付け報道によると、米国の遺伝子学者が最近の研究により、遺伝子(DNA)が友情で重要な役割を果たしていることを発見した。人間は遺伝子面で似た人と友人になる傾向があるという。広州日報が伝えた。

▼同じ遺伝子を1%持つ

米国の遺伝子学者たちは、「類は友を呼ぶ」という言い方が遺伝学的にも原因があることを発見した。親友の間には通常、1%以上の同じ遺伝子が存在するという。

この研究はこのほど「米国科学アカデミー紀要」で発表された。「この研究により、友人間の相似性は予想を上回ることが明らかになった」。カリフォルニア大学サンディエゴ校の遺伝子学者、ジェームズ・フォウラー氏は語る。

フォウラー氏とエール大学の社会学者、ニコラス・クリスタキス教授は2千人の遺伝子組成を分析し、血縁関係のない友人同士が、少なくとも同じ遺伝子1%を持つことを発見した。こうした状況は、同じ祖先を持つ遠い親戚のようなものだ。

フォウラー氏によると、様々な遺伝子の中で友人間では嗅覚に影響を与える遺伝子が最も近いという。人類の進化史の観点から見ると、これはおそらく嗅覚が人間を同じような環境に引き寄せるためと見られる。「これは、コーヒーの香りが好きな人がよくカフェに行くのと同じだ」とフォウラー氏は語る。

▼誰が親友か予測

フォウラー氏によると、この研究は友人との間の快適さを説明するという。「表面的に明らかな性格面の特徴で友人になるだけでなく、より細かい要素に遺伝子がある」。フォウラー氏は「現在、遺伝子テストを通じて、どの2人が親友になる可能性があるかを予測することさえできる」と語る。

もっともフォウラー氏によると、友人同士は一般的に異なる免疫力の遺伝子を持つという。「異なる免疫システムは伝染病が友人間で感染する可能性を低減させ、人類により多くの保護を提供する」とフォウラー氏は語る。「これも人類の進化論に合致する」。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年7月16日

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