南京のある若者が100万元(約1634万円)近くを費やし、映画「トロン:レガシー」に登場する「ライトサイクル」を購入した。米SF映画「トロン」のファンなら、このオートバイを知っていることだろう。中国ではまさにSFらしい「特隆」という名称で呼ばれている。購入者の于さんよると、オリジナルの「特隆」は現在世界では1台しか残っていないという。このため、これは世界の「トロン」ファンにとって最後の「聖なる品」だ。20日午後、于さんが「特隆」に乗って南京大明路近くを走っていたところ、好奇心のあるインターネット利用者が写真を撮影してネットで公開したため、わずか数時間で全国各地で転載された。現代快報が伝えた。
南京市車両管理所の担当者によると、電動車がナンバープレートを申請するには、まず正式の車両購入領収書が必要で、さらに工業・情報化部が発表している電動車リストに該当する必要がある。「このオートバイは映画制作会社が独自に製作した電動車に見える。量産されていないため、リスト内にないのは間違いない」。同担当者は「実際、電動車だけでなく、我々の理解する限り、多くの電動車も同リスト内に存在しないため、公道を走ると処罰の対象になる」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月22日