国家国防科技工業局は国内外の18基の地球観測衛星を動員し、6日までに雲南省魯甸県の震災地の衛星写真を約100枚収集した。これらの写真によると、竜頭山鎮の10カ所で地滑りが、5カ所で地崩れが生じており、1カ所で土石流が見られた。そのうち沙バ河(バは土に貝)の両岸で発生した二次災害により多くの道路が遮断されており、救助活動に悪影響を及ぼしている。新華社が伝えた。
国家国防科技工業局重大特別プロジェクトセンターは、中国科学院リモートセンシング・デジタル地球研究所、中国資源衛星応用センターなどの専門家チームを発足し、被災地の地質災害、地震が形成した堰止湖の衛星写真の分析を実施した。専門家は地球観測衛星「高分1号」が震災発生前後に撮影した写真を利用し、牛欄江堰止湖の水面の変化を観測した。
高分1号、資源3号、実践9号、環境−1A、環境−1Bの5基の国産衛星が、魯甸県の被災地の緊急観測に使用された。国家国防科技工業局はまた、国際災害チャーターを通じ、海外の13基の地球観測衛星が撮影した現地の衛星画像を入手した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月7日