2014年8月13日  
 

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中国のモバイル決済は「支付宝」の一人勝ち シェアが約80%に

人民網日本語版 2014年08月13日08:10

微信(WeChat)」が提供する決済サービス「微信支付」が今年2月に登場したことで、中国で最も普及率の高い第三者決済サービス・支付宝(アリペイ)の今年上半期の業績には影響が出たのだろうか?リサーチ会社・艾瑞諮詢がこのほど発表した統計によると、今年上半期、モバイル決済市場における支付宝の地位は下がるどころか逆に向上し、シェアが第一四半期(1-3月)の76.2%から第二四半期(4-6月)には79.9%に上昇した。艾瑞諮詢は、熾烈な競争が繰り広げられるモバイル決済市場において、支付宝のユーザー数とユーザーの忠誠度は向上の一途をたどっているとの見方を示している。支付宝が今年3月に発表したデータによると、1日当たりの携帯を使った決済数が2500万件以上に達し、世界最大のモバイル決済会社となっている。北京晨報が報じた。

艾瑞諮詢の専門家は、「モバイル決済においてカギとなるのは、使えるシーンの開拓。オンラインとオフラインにおいて使えるシーンをできるだけ早く増加させることが発展の重要な方向になる」と指摘している。

この点、支付宝は昨年から使えるシーンの開拓を続けている。現在、支付宝は超音波を利用した決済サービスや携帯でQRコードを読み込む決済サービスを、コンビニや百貨店、自動販売機などで使えるようにしている。また、今年上半期、支付宝を通して、病院の受付や医療費の支払いのほか、身体検査の結果を見ることもできるサービスを広東省や浙江省などで試験的に始めた。さらに、中国住房・城郷建設部(住宅・都市農村建設省)と提携し、支付宝を使って路線バスや地下鉄の料金を支払えるサービスを中国の30都市で展開しているほか、支付宝でホテルやレストランを予約し、料金も支払えるサービスも始めている。

今年上半期、モバイル端末の普及がさらに進んだのを背景に、支付宝のシェアは約80%に達した。一方、2位の財付通のシェアは、第一新半期の12.9%から第二四半期には8.9%に減少した。3位の拉卡拉のシェアも第一四半期の7.6%から第二四半期には6.5%に減少した。 (編集KN)

「人民網日本語版」2014年8月13日

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