マクドナルド、ケンタッキーなどに材料を供給しているサプライヤーが透明化された。11日、上海市食品薬品監督管理局の指示に基づき、ヤム・ブランズやマクドナルド、ディコス、バーガーキングなど、ファストフードチェーン店5社が、オフィシャルサイトで材料のサプライヤーの公表を始めたのだ。そこに、使用期限切れの食肉を供給していたことで問題になった「上海福喜食品」の名前はなかった。北京商報が報じた。
マクドナルドのオフィシャルサイトを見ると、マクドナルド(上海)のサプライヤーの資格や商品の検査報告などが掲載されていた。サプライヤーは、野菜、卵、魚類、肉類、乳製品、イモ類、植物油、飲料、ソース類などごとに紹介されている。現在、野菜だけが空白のままになっているが、それ以外の材料は、サプライヤー1-4社の名前が公表されていた。各項目の各材料ごとに、商品が細かく紹介されていた。最新のリストによると、パティ(肉)やマックナゲット、卵のサプライヤーが「銘基食品」に、ベーコンのサプライヤーが「北京荷美爾食品」になっていた。
「銘基食品」は深センの会社で、中国南部の省や香港、澳門(アモイ)などの大型チェーン店に鶏肉などの肉加工品を供給している。主な商品はチキンナゲットやパティ、魚のフライ、鶏肉の加工品など。一方、「北京荷美爾食品」は、米国のホーメル・フーズが北京首農集団(旧名:北京三元集団)と資本提携し立ち上げた合弁会社。大型スーパーやレストランなどに、豚肉や牛肉、鶏肉、ハム、ベーコン、ソーセージ、ウインナーなどを提供している。
マクドナルドは、「福喜食品の問題が発生したのを機に、政府機関と積極的に協力し、サプライヤーに関する情報公開を進めている。また、監督管理部門の監督、管理、社会の監督も受け入れている」としている。現在、公開されているのは主に上海にある店のサプライヤーや商品の材料で、サプライヤーの営業許可証や検査報告なども公開されている。
ヤム・ブランズも、主に上海にある店のサプライヤーを公表している。中には、上海以外のサプライヤーもあるという。関連のスタッフは、「上海のサプライヤー公表が終われば、中国各地でも検査を段階的に進めていく」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年8月12日