西蔵(チベット)自治区への「対等支援事業(経済の発達した地域が発達の遅れた地域を1対1で支援する事業)」20周年のテレビ会議が25日、北京の人民大会堂で行われ、全国政治協商会議の兪正声主席(中共中央政治局常務委員)、国務院の張高麗副総理(中共中央政治局常務委員)が出席した。兪正声、張高麗の両氏は会議前に西蔵支援事業の幹部代表らと接見し、支援に参加する各地域・各部門・各機関の幹部に心からの挨拶を伝えた。人民日報が伝えた。
兪正声主席は、「西蔵への対等支援は、党中央が党・国家の取り組みの全局から出発して打ち出した重要な戦略であり、新たな時期における党の西蔵活動方針を豊富化し、発展させるものであり、中国各民族が共に団結・奮闘し、共に繁栄・発展するための実践である。対等支援に参加した省・直轄市、中央部門、中央企業はこの20年間にわたり、人的・物的・技術的な面から全面的に西蔵を支援し、各民族の交流を促進し、西蔵の経済・社会の発展を支持し、国家統一と西蔵の社会安定を守り、幹部人材チームの建設を強めてきた。事実が証明するように、西蔵への対等支援の実施は正しい選択であり、中国の国情、西蔵の地域情勢、全国各民族の根本的利益に合致するものだ」と述べた。
また「新たな情勢において、西蔵への対等支援を着実に実施し、「西蔵の法による管理、長期建設、人心を得る、基礎を固める」という重要原則を堅持し、対等支援の長期性、大衆性、科学性を十分に認識し、経済・教育・雇用・科学技術・幹部人材の各面から西蔵を支援し、全面的・多層的・多分野の支援構造を構築し、西蔵の飛躍的発展と長期的安定を推進していく」と強調した。
さらに「西蔵への対等支援の指導思想、基本的要求、活動方法は、四川、雲南、甘粛、青海4省への対等支援にも適用できる。各方面の力を動員し、対等支援の水準を高め、西蔵および4省の経済・社会発展を強め、人々の生産・生活水準を高め、各民族の交流を促進し、各民族の団結・奮闘、繁栄・発展を実現する」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月26日