「慈善スーパー」の運営資金は、企業・部門からの寄付・寄贈、区慈善総会慈善スーパーの物的支援、街道コミュニティ建設資金からの補助、個人からの寄付・寄贈で賄われている
山東省青島市街区にあるスーパーは、普通のスーパーとは違う。ここでは商品は販売せず、客は無料で持ち帰ることができる。「慈善スーパー」という店名も、かなりユニークだ。住民委員会を定年退職後、同店の運営を担当している責任者の女性は、「店内の全商品は、管轄区域内の生活保護対象世帯や低所得者世帯だけを対象としている。彼らは、商品代金を払う必要がない。条件を満たしていれば、1カ月あたり50元から100元(約840円から1680円)相当の生活用品を持ち帰ることができる」と説明した。中国新聞網が伝えた。
「慈善スーパー」の店内には、小型家電からこまごまとした日用品まで、30種類以上、約2千点の商品が置かれている。青島市市南区民政局の担当者は、「地域の民政部門による管理監督のもとで、地方政府購入という形で慈善スーパーの運営支援事業が行われ、『調和のとれたコミュニティ促進会』が実質的な運営を担っている」と話した。