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中国の貨物宇宙船「天舟」、ペイロードで日本を上回る

人民網日本語版 2014年09月03日14:12

貨物宇宙船「天舟」の試作機が審査に合格したという情報は、多くのネットユーザーの注目を集めている。宇宙技術専門家は2日、「ドッキング目標機・天宮1号と有人宇宙船・神舟の電子制御機器を融合させた同貨物宇宙船は、全体的な技術が世界先進水準に達しており、中国の宇宙ステーションに大量の物資を送り届ける任務を遂行することになる」と述べた。環球時報が伝えた。

天舟は中国有人宇宙ステーションの重要な構成部分で、有人宇宙ステーションに物資と推進剤を補給し、宇宙ステーションの廃棄物を回収し大気圏で焼却処分する。天舟の試作機の開発は2012年7月より始まった。関連部門は今年8月27日の審査会で、試作機が審査に合格し、正式な開発段階に入ることを発表した。計画によると、天舟は天宮2号と自動ドッキングを実施する。

宇宙技術専門家は、「貨物宇宙船は有人宇宙船ほど有名ではないが、その実際の役割を無視することはできない。宇宙ステーションが貨物宇宙船の補給を受けられなければ、燃料と食料などの供給が滞り、宇宙ステーションの寿命が短くなる。宇宙飛行士も、宇宙に長期滞在できなくなる。無人貨物輸送船の登場は、これらの問題を効果的に解消した。新たに設計された天舟のペイロードは約6.5トンに達し、JAXAが開発したH-IIの6.0トンを上回り、欧州の自動貨物宇宙船の7.8トンをやや下回った」と説明した。

新型貨物宇宙船の天舟は、定期的に宇宙ステーションへの補給を行うほか、自身の動力を使い宇宙ステーションの飛行高度を高めることができ、宇宙ステーションの軌道維持で重要な役割を果たす。また宇宙ステーションでの停泊中に、臨時の実験船になることもできる。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年9月3日

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