2014年10月13日  
 

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ノーベル賞作家・莫言氏「やっぱり故郷がいい」

人民網日本語版 2014年10月13日14:19

11日、紅高粱文化祭に登場した莫言氏。

「第5回中国(高密)紅高粱文化祭」が11日、山東省高密市で開幕した。同市出身で、2012年に中国初のノーベル文学賞を受賞した作家・莫言(モーイエン)氏は同日、取材に対して、故郷に対する思いや文化に対する見方、ノーベル文学賞を受賞してから感じることなどを語った。

やっぱり故郷がいい

自身が生まれ育った場所がストーリーとなっている作品を多く手掛ける莫言氏は、「世界のどこに行っても、故郷がいいと感じる。故郷は、郷土の記憶で、昔からずっと文学の命題となってきた。唐代(618‐907年)の詩や宋代(960-1279年)の詞にも、故郷をなつかしみ、恋しがる気持ちが込められた詞がある」と語った。莫言氏の作品には、誰もが経験している生活の様子や子供の頃の思い出、育った街、同級生、両親、同郷の人、自分の好きな食べ物、泳いだ川、散歩した川辺などが頻繁に登場する。今年6月に行ったある講演で、莫言氏は、「作家にとって、故郷は切っても切れない存在。作家が文学という方法を通して、故郷を描くのは、故郷に対する超越した感情」と語った。


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