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3D画像化保安検査装置、テロ対策の神器に

人民網日本語版 2014年10月20日13:21

中国航天科工第三研究院第35研究所がこのほど開発した、独自の知的財産権を持つ国内初のミリ波人体3D画像化保安検査装置が、北京首都国際空港第2ターミナルに設置された。これにより、民間航空主管部門が中国で初めて開発したミリ波保安検査装置の試験運用が始まった。人民網が伝えた。

ミリ波保安検査装置は、保安検査の効果と人体の安全性を重視した新しい保安検査の手段だ。携帯電話の信号を下回る電磁波により、服の内側や皮膚上に隠されたあらゆる材質の物を1-2秒で「透視」し、不審者が携帯するすべての危険物の隠れ場を失わせる。

X線などの伝統的な保安検査では、人体が強い電磁波を浴びる。これが蓄積されれば健康問題が生じるため、使用の場が限られる。ゲート型・手持ち型の金属探知機では、複合材料、陶磁器、プラスチック、液体などの危険物を効果的に検出できない。

開発チームは重要技術の改良により、完全なプライバシー保護機能を実現した。装置は疑わしい物品のみを表示し、検査を受ける人の個人情報を表示しない。同装置は現在の保安検査装置の中でも最高水準の機能を持ち、人と手荷物の検査を同時に行うことができる。同装置は現在の保安検査の中でも最高水準の人体安全性能を持ち、その極小の電磁波(携帯電話の1%未満)は人体に危害を加えない。

同装置の開発チームの担当者は、「今後はさらに宇宙技術を利用し、同装置をテロ対策の神器にし、人々の外出中の安全を保障する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年10月20日

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