中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で、「中国政府は汚職対策と国外逃亡犯の逮捕・不法取得資産没収の取り組みを強く重視している。オーストラリアを含む関係国と逃亡犯の逮捕・不法取得資産没収協力を展開し、汚職犯罪を共同で取り締りたい」と表明した。
――オーストラリアメディアの報道によると、オーストラリア警察当局は中国当局と協力して、オーストラリアに逃亡した汚職容疑の中国人官僚を引き渡し、不法取得資産を没収することで合意した。
中国政府は汚職対策と国外逃亡犯の逮捕・不法取得資産没収の取り組みを強く重視している。汚職の処罰においては、断固たる姿勢で、全ての汚職を取締り、罰する方針を堅持しなければならない。汚職に手を染めた者は天地の果てまで逃げようとも、必ず法の裁きにかけなければならない。
中国側は外国との二国間司法協力条約の締結を積極的に進めており、すでに今年9月までにオーストラリアを含む63カ国と司法協力、有罪判決を受けた者の引渡・移送などの条約を締結した。オーストラリアを含む関係国と逃亡犯の逮捕・不法取得資産没収協力を展開し、汚職犯罪を共同で取り締りたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月21日